詩織は生徒会室の鍵を閉め、バタバタと廊下を走り、職員室へ鍵を持って行き、生徒会顧問の先生に生徒会室の鍵を渡すと、今度は茶道室の鍵を貰い、お茶室へと走った。 「こら!走ったら駄目だよ!」 すれちがい様に、古典の先生に叱られ、呼びとめられた。