恋の破片(カケラ)～ラブ＆ピース～

その次の日からカズシは別の年上客に入れあげていた。

沙耶は悔しかった。

まるで沙耶がふられたみたいに店の連中に思われてるのがたまらなかった。

実際、３度も抱き合って、毎日話をして、情が沸かないなんて事は、情に脆い沙耶には無理だった。

幾らかはカズシに情があり、その笑顔を愛しいとさえ感じた頃もあった。