小学校までそれは続いた。

そして、中学になった。

その頃第一次モテ期がやって来た。

入学して数日目、睫が長く濃い、とっても顔の綺麗な男子生徒を、沙耶が気に入ったので、沙耶と友達のモコに、

「あの子の事、私好きみたい。」

と、言った。

3分後にはもう本人に伝わっていた。

さらに、沙耶は見つめ癖があったので、相手が戸惑いだして気づくまで見つめ続けた。

その男の子も沙耶ばかり見て、真っ赤だった。