その帰り道。 あたしは後ろから歩いてきていた昂平と一緒に帰った。 どきどきした。 帰り道を2人で歩くこともそうだったが、こう言ってくれたから。 「今日の演説良かったよ。 もう一人のやつより、紅梨だよ。」 って。 あたしの演説なんか気にしてないだろうと思っていただけに、嬉しかったー なぜだか自信がもてた。