「楓、帰ろう」


「うん」


私達は駐車場へ向かった


「気を付けて!絶対連絡するから!」


後ろから聞こえる松田さんの声が早朝の静けさの中に溶け込んで、少しずつ消えていった


「良かったじゃん!」


千絵は嬉しそうに笑ってくれた