私がチラッと見ても敏之は私を見ようともしなかった


私は名前も知らない男の人達から離れてカウンターに座った


カウンターの端にはあの工藤さんがいたが、関わることはなかった


♪♪♪

メールが来た

[楓…久しぶりだな。元気そうで安心したよ。でも、お前が俺以外の男と親しくするのは見たくない]


[今更何言ってんの?敏には彼女がいるでしょ?私のことなんて気にしないで]


[気になるに決まってんだろ!俺は…まだ…お前が好きなんだよ]


私は返事に困った


お酒のせいもあるのか、気持ちが狂いそうだった