「二人っきりならね」


「あ〜早く帰りてえ!」


「後少ししたら片付けだよ」


教室のスピーカーから文化祭の終了の放送が流れた


各自教室に戻るようにと声が響く


「じゃ、後でな!」


直哉は軽く髪を撫でて自分の教室へ戻っていった


ガタンッ


良平が席に着いた


夏休みが終わって席替えがあり、私は窓際の後ろから三番目


私の隣は良平ではなくなった