仕舞いには、 『HusHのレンじゃん!!』 って声が聞こえる。 この人だかりの中心にいるの、確実にレンじゃん!! 俺のレンだから!! みんな見ちゃダメ、触っちゃダメ!! そう思いながら、『ちょっと通して下さい』って言いながら人の中を押し進む。 幸いみんなHusHのレンに夢中なようで、俺の存在には気付かない。 まぁ帽子を深く被ってるからね。