葵の言葉も亜矢の言葉も、素直に受け入れられなかった


直哉の話を聞きたくない?


私は直哉の話しかしたくない!


この時の私は、亜矢がなぜ直哉の話をするなと言ったのかわからなかった


冷静になった時、直哉の事をいつまでも引きずるなって言いたかったのだと思った


引きずると忘れないは違う


引きずると次に進めない


忘れないのは、思い出としてってこと


人の記憶は次第に薄れていくもの…


無理に忘れる必要はない