キスに恋して…1

「直哉疲れてないの?」


「ん?楓の顔見たら疲れなんか吹っ飛んだ」


「私はいいけど…」


「じゃ、そこで車交代」


「なんで?」


「ホテルに入るのに、楓が運転してたら、俺がイヤなんだよ!」


私は運転を直哉に代わった


「顔隠しとけよ」


車が駐車場に入り、私達はホテルの自動ドアから中に入った


壁に幾つもの部屋のパネルが飾られていて、ボタンがある


私は直哉の腕に掴まり下を向いていた


部屋を決めた直哉はボタンを押し、鍵を手に取り私を誘導する形で部屋に向かった