直哉が大学に行き、私は働き始めた4月


毎日の様にメールや電話をして過ごしていた


朝、昼、夜


直哉からのメールが待ち遠しかった


『俺等は離れても大丈夫』


これが直哉の口癖だった


でもね…


私は心配で溜まらなかったんだよ


大学にはたくさんの女の子がいて、直哉のことを好きになって…


直哉だって離れた私より、近くの女の子の方が気になり始めたりして…


『可愛い女の子、いっぱいいるんだよね?』


これが私の口癖になっていた