キスに恋して…1

「楓、俺と帰るか?それとも直哉くんに送ってもらう?」


「お兄ちゃんと帰るよ!」


あの話、聞かなきゃ!


私は直哉に手を振り、お兄ちゃんの隣に並んだ


「お兄ちゃん!彼氏、カッコイイでしょ!」


「まあな〜」


「で、紹介したから話してよね」


「ああ…大したことねえんだが、イギリスに一年間、語学留学してんだよ!」


「イギリス?1人で?」


「当たり前だろ!勉強なんだから」


「彼女は?一緒に行かなかったの?」


お母さんそんなこと言ってたのに…