キスに恋して…1

「お兄ちゃん!」


私達はベンチから立ち上がった


「あの…はじめまして。僕、藤村直哉と言います」


「はじめまして」


「お兄ちゃん、もういい?」


私は早く直哉を帰してあげたかった


「直哉くんだっけ…楓のこと、よろしく」


誠は直哉に手を差し出した


「もちろんです!こちらこそよろしくお願いします」


男二人は私の目の前で固い握手をした