「明日、お兄ちゃんが帰ってくるの」


「あ…例の?」


「彼氏に会わせろって言ってるけど…」


「ああ!いいよ」


「本当に?」


「その代わり…今から俺んちな!」


「うん!」


図書館を出て、直哉の部屋に行く


お母さんの仕事の都合で、昼間いない時はいつも直哉の家に行っている私


親がいない隙を狙ってお邪魔していいのかな?


そんな事を思いながら、今日も直哉の部屋へ案内され先に1人で入る


その間に飲み物を用意してくれる直哉


結構マメなタイプ


私はいつものようにソファーに座って直哉が隣に座るのを待っていた