「遅かったね〜」


「お前は待つの平気だろ?俺は待つの嫌だけど…」


「え?待つの嫌だったの?」


「まあな〜」


「毎朝、公園で待つのは?」


「お前を待つのは嫌いじゃねえよ!」


「ありがとね」


「明日からも待ちますよ!お嬢様…」


「直哉ったら…」


「俺が待つのはお前だけだからな!」


直哉が耳元で囁いた


校門を出て、いつものように手を繋いで帰った


もう少し、公園が遠くにあったらいいのに…


ずっと直哉といれるのに…


もう、公園を見て良平を思い出しても、変な気持ちにはならなかった


これから直哉と付き合っていく為に、良平の事で後悔しないように、今日言葉にして伝えることが出来て、本当に良かった