「急に不安になったから」


「心配すんなって」


「うん…」


「早く帰らないと、親が心配するぞ!また明日な!」


「うん…明日ね」


「何かあったら連絡しろよ」


「うん…直哉もね」


「ほら…早く行けよ!ココから見といてやるから」


「うん…わかった…」


私は直哉の腕を下に引き、背伸びをしてキスをした


私からキスをしたのは初めてだった


恥ずかしくてそのまま走って帰った


こんなに直哉のことが好きになるなんて思わなかった