「気を付けてね…」


直哉は後ろを向いたまま手を上げた


「直哉っ!」


私は後ろから走って行き、抱きついた


「楓?」


驚いた顔で振り向いた


「私、直哉が好きだよ!」


「わかってるよ」


「私の側にいてよ?」


「当たり前だろ!」


私の頭を撫でる