キスに恋して…1

「ね〜直哉…最近気付いたことなんだけど、私、意外と一途なんだ〜」


「一途?」


良平か…


やっぱり俺じゃダメか…


私は出口付近の隅の桜の木のところに直哉を誘った


「ここでしばらく二人でお花見しない?」


「え!」


呆気に取られた顔


「だって桜綺麗だよ?」


私は上を見上げた


「そうだな…」


良平達がいつ帰るかわからない


ココにいたら見られるかもしれない


直哉は不安な気持ちで一杯なのかな?