もし、良平があの子と付き合ってなかったら…


私を好きだと言ってくれてたら…


今の私は誰の隣にいるんだろう…


あの時、私が良平に好きって伝えてたら…


今の良平の隣にいるのはあの子じゃなくて私だろうか…


携帯のメモリーも削除してしまった…


今更少しずつ後悔…


ダメダメ!


削除した時、私は直哉を愛しく思った!


『バカじゃねえの?』


と言う良平にムカついた!


あの時の気持ちは本当だ


私は直哉が好きだと自分に言い聞かせるように、直哉の腕にしがみついた