キスに恋して…1

「日曜日、楽しみだね」


「うん!」


「藤村くんと毎朝一緒だけど、どうなったの?」


私は亜矢の質問に小さな声で答えた


「付き合うことにしたよ」


「本当に?良かったじゃん!じゃ、日曜日、楽しく遊んじゃおう」


「うん!」


私の大好きな桜の木の下で


私の大好きな直哉とデート


楽しくないはずないじゃん


今の私は直哉のことで頭が一杯だった


良平が来るまでは…


ガタッ


隣の席に良平が来た