キスに恋して…1

大人しい直哉を横目で見た


笑いを堪えている


「直哉?」


小さな声で呼んだ


その瞬間!


「クスッ」


直哉が怪しくにやける


「へ?」


「お前、可愛すぎ!」


私の髪を撫でる


「何が?」


「兄貴の彼女にヤキモチか?ブラコンか?(笑)」


「ちがっ!お兄ちゃんが内緒にしてたのが悪いんだよ!お母さんにだけ言ってたし」


「はいはい。わかったから!兄貴から連絡あったら会うから、ちゃんと彼氏の俺に言えよ!」


直哉は彼氏を強めに言った


「いいの?」


「当たり前だろ!」


「良かった」


私達は皆からの冷ややかな視線を受けながら、学校へ向かった