私はお兄ちゃんに内緒にされた事が悔しくて、何てメールをしようか考えていた


「楓?もうすぐ時間よ!」


お母さんの声でテレビの時計を見た


いつも出る時間だ!


「え!もう?こんな時間?早く言ってよ」


「さっきも声かけたわよ?気付かなかったの?」


「知らないよ〜お母さんがお兄ちゃんが彼女と旅行とか言うからだよ!もう!」


歯磨きが出来ずに、スッキリしない!


時間がないから仕方ない…


私はテーブルの上に置いてあるプラスチックのボトルからキシリトールのガムを2つ口に入れ、急いで靴を履き、玄関を飛び出した