キスに恋して…1

私はさっき借りたふわふわの白いタオルで顔を隠した


何で涙が出るのよ!


悔しい…


その時、私の座っているソファーの隣が沈んだ


タオルをずらして見た


直哉に抱き寄せられ、身動きが取れない


「楓は可愛いな〜俺、お前しか好きになんねえから!早く俺だけを好きになれよな…」


「…うん」


そう言ってまたキスを交わした


直哉は舌を入れたい欲望を出来るだけ抑え、楓に優しく言った


「いつか、俺が抱いてやるよ」


「うん」


私は直哉の肩に頭を乗せ、幸せな気分に浸っていた