キスに恋して…1

私は直哉にメール内容を全て見せていた


「無理すんな」


その優しい言葉に涙が溢れて止まらなかった


直哉はクローゼットから何かを取り出し私に持たせた


タオル?


「タオルで足りるか?」


ふわふわの真っ白いタオルが気持ちいい


「うん…気持ちいい…」


「プッ…気持ちいいって?タオルが?お前やっぱ可愛すぎ!」


その言って私の頭をクシャクシャにした


「やめてよ〜」


そう言った私の目には、もう涙はなかった