直哉が心配しているのがわかる


「お前大丈夫か?学校どうする?」


学校…行きたくないな


「行きたく…ない…」


「じゃ、俺んち来い!」


私はあまりのショックに思考回路を壊されたのか、学校をサボり、直哉の部屋へ行くことにした


初めてのサボりに初めての男の部屋


私は直哉の家に着く間、何も考えず、ひたすら涙を堪えていた


他の生徒達に見つからないように、少し遠回りをして案内された


誰にも会わずに直哉の家に着いた


「着いたぞ」


「…うん…」


直哉の家の玄関に足を踏み入れたと同時に、私は自分が何をしているのか、ようやく理解出来た