キスに恋して…1

今の私の気になることが解決したことに浮かれていた


「話はそれだけ?」


「ああ…」


「じゃあ、そろそろ帰ろうよ」


本当は帰りたくないけど、良平がまだいいだろっていう言葉を期待していた


「そうだな。帰るか」


「うん…」


まただ…


私ってすぐ期待してしまう

自分で情けないよ


「明日からは朝、1人で学校行けるだろ?」


「え?まあ…」


何で?


一緒に行かないの?


今日の良平オカシイよ?


「送るよ」


「うん…」


気まずい雰囲気のまま、良平は私を家の近くまで送ってくれた