キスに恋して…1

「…今頃あの子が総長に伝えてくれてると思う」


「もう誘わないでって?」


「ああ…俺、絶対不良グループには入るつもりないからさ…」


「…で、あの子と帰ったんだね」


「え?何で知ってんだ?」


「見たもん」


良平は少し焦った顔をした


どうしてそんな顔をしたのか、今の私にはわからなかった


とりあえず、私は、不良のことと、女の子のことが解決したと思って安心していた


これでまた、良平と一緒にいれると信じていた