キスに恋して…1

私は怒られたからか、気が動転し、良平の秘密の話をしてしまった


「良平、秘密にしてることあるじゃん!私、直哉から聞いたよ!」


「あいつが何を知ってるんだ?話せよ!」


「良平が不良グループに誘われてるって。だから私と良平は住む世界が違うって言ってたよ」


「………」


「ほらね…何も言えないんなら、本当なんだ!」


「クソッ…」


良平は小さく舌打ちをした


「何?私、本当のこと言っただけだよ!本当に誘われてるんでしょ?」


しばらく黙っていた良平は決心したように話し始めた