キスに恋して…1

「実はね…」


そう言って、制服のポケットからメモを取り出して、良平に渡した


内心ドキドキしている私の気持ちなんか、わかってないだろうな…


「何だ?これ」


「だから…帰りに良平待ってたら、女子から手渡されて、一緒に帰ったの…」


「はあ?お前…ふざけんなよ!秘密なんかあるはずねえだろ?バカみたいに男について行くなよ!」


え?どうして私が怒られなきゃいけないの?


好きな人の秘密、知りたいのは当たり前の事じゃん