公園の前で直哉が話してきた


「おはよう、楓」


「あ…おはよう」


私は良平の手を強く握った


直哉が良平に話しかけた


「良平、何してんだよ」


「見てわかんねえ?」


「わかんねえから聞いてんだよ!」


「俺と楓、こういうワケだから、お前、楓に声かけるなよ」


「は?楓?良平と付き合ってねえんだろ?」


私は答えず下を向いていた


良平と繋いだ方の腕に、しがみついて良平に任せた