放課後は良平と帰る約束をしている


私は良平と一緒に帰れるだけで良かった


事情を知らない人から見れば、良平と付き合ってるって思うはず…


そう思われる時だけが、私の中で、良平の彼女でいることが出来た


毎日公園に寄る私達


「楓はあいつ…気になる?」


「ん…?別に…」


「そっか…」


私は気になってる事があったので、思いきって聞いてみた


「良平…昨日の事なんだけど…」


良平はタバコに火をつけながら聞いていた


「良平は…キスとか…したことあるの?」


良平は口からタバコの煙を出しながら言った


「ああ…何で?」