キスに恋して…1

戸惑いを隠せない私に良平が小さく呟く


「あいつの前では俺と付き合ってるフリしとけ」


ドキドキ最高潮


「フリ?」


「ああ…フリ…」


「…うん…」


葵が見ていたのもすっかり忘れ、私達はわざと親しそうに歩いて校門を出た


良平の右手は私の腰を抱いたままだった