キスに恋して…1

「あのね…日曜日、良平といたの見たって。付き合ってないなら、俺と付き合ってって言われたの…」


「マジ?」


「その時、良平の椅子に座ってたから、良平が椅子蹴って…」


「そうなんだ〜」


葵は良平の背中を軽く叩いて起こした


「良平!」


「何だよ!」


「あんたいいの?あいつ楓に目つけたんじゃない?」


何となく焦る葵を交わして答えた


「知るか!そんなん自分で決めるだろ?」


良平は葵じゃなく、まるで私に話すようにそう言った