ツー ツー …… 「ったく、名案とか言って細かいことは内緒だなんて、 そんなの名案なんて言えねぇっての」 略一方的に切れた電話に向かってブツクサ文句を言う。 「まぁ、明日は部活もねぇし、 一日ケンに付き合うか」 再びベッドに転がり冴えない天井を眺める。