「お疲れ様です」 「ありがとう」 今日だけ惺さん専属のマネージャーの私は、タオルとスポーツドリンクを手渡す。 正直複雑な気分。 惺さんには勝ってもらいたい。 ただ、その相手は我が校なわけだし。 しかも、今は親友であるケンくんが相手。 本当は両方応援したい。 でも決めたの。 今日は迷わず惺さんを応援するって。 背中を押してくれたのは、沙良だった。 ・