アポなしで来て、迷惑かなって思ったけど、良かった。 惺さんはちゃんと夢に向かっているね。 私は……まだ見付からない。 「お腹空いてない?」 「えっ!?」 突然のこの質問に、忘れていたお腹の感覚が戻ってきた。 「この近くにフルーツパーラーの店があるらしいんだ」 「あ、行きた~い♪」 「よし、決まり☆」 繋いだ大きな手から感じるパワー。 何かが待ってるそんな予感。 ・