ここは、私の知らない場所だから。 「帰ろ」 知らない人が沢山いるのは当たり前。 「え~っ!? 折角来たのに?」 「うん」 だけど やっぱり、あんな姿は見たくないよ 「ちょっと~、柚朱~」 一美の目には映ってないのかな? 一瞬の事だったしね やっぱり先輩は人気者なんだね? そうだよね 私みたいな子供より大人の人がいいよね? 知らない 知らない …知らない!! 目に浮かぶ涙は幸いな事に風に流されていく。 ・