先輩も私を好きでいてくれたんだ。 嬉しいのと恥ずかしいのが雑ざりあって、心臓……飛び出しそう。 この音……聞こえていない…よね? 「俺……今日この学校を去るけど、出来るだけ柚朱ちゃんといたい…こんな俺だけど…ずっと傍にいて欲しい」 私は言葉を失い、涙が零れた。 あ、先輩の制服……シミになっちゃう いいの? 私なんかが隣で並んでいいの?