普段は、長い髪を無造作におろしたまま。 だけど、今日は特別な日だから。 いつもより早く起きて、コテで縱ロールを作る。 このまま会えなくなっちゃうなんて……悲しすぎる。 だって今日は―― 「ユンちゃん、いつまで寝てるの~?」 「もう起きてるよ」 「早く降りてらっしゃい」 「はぁい♪」 下からの声に私も声を張り上げて答える。 ・