時計は午後7時を指している。
やば。
待ち合わせの時間だ。
『お先に、失礼します。』
あわてて、フロアを出た。
やけに、帰宅する人が多い。
最近、残業手当カットが始まったせいだろうか。
仕事を、早々に切り上げて帰宅するのだろう。
不況というのは、恐ろしい。
待ち合わせのロビーには、すでに明が待っていた。
「葉子。こっち!」
声の方に顔を向けると、満面の笑みで手を振っている。
かわいい笑顔。
『おつかれ。』
私も、つられて笑顔になった。
そういえば・・・。
明のこと、
かわいいなんて、思ったこと。
一度も無いや・・・。
同じ仕事仲間としか、思った事が無かったし。
意識もしてなかったもん。
でも・・・。
なんだか、ちょっとうれしいカモ。
あんな、笑顔は反則だね。
ちょっと、ドキドキしたもん。
外を見上げるた。
すっかり晴れている。
さっきまで降っていた雨も止み、うっすらと虹が見えた。
なんだか、少し得した気分になった。
『ホントに、助かったよ。ありがと。今回ばっかりは、貸しが出来ちゃったね。』
素直に言葉が口から出た。
「たまたまさ。」
明は照れたように、頭をかいている。
やば。
待ち合わせの時間だ。
『お先に、失礼します。』
あわてて、フロアを出た。
やけに、帰宅する人が多い。
最近、残業手当カットが始まったせいだろうか。
仕事を、早々に切り上げて帰宅するのだろう。
不況というのは、恐ろしい。
待ち合わせのロビーには、すでに明が待っていた。
「葉子。こっち!」
声の方に顔を向けると、満面の笑みで手を振っている。
かわいい笑顔。
『おつかれ。』
私も、つられて笑顔になった。
そういえば・・・。
明のこと、
かわいいなんて、思ったこと。
一度も無いや・・・。
同じ仕事仲間としか、思った事が無かったし。
意識もしてなかったもん。
でも・・・。
なんだか、ちょっとうれしいカモ。
あんな、笑顔は反則だね。
ちょっと、ドキドキしたもん。
外を見上げるた。
すっかり晴れている。
さっきまで降っていた雨も止み、うっすらと虹が見えた。
なんだか、少し得した気分になった。
『ホントに、助かったよ。ありがと。今回ばっかりは、貸しが出来ちゃったね。』
素直に言葉が口から出た。
「たまたまさ。」
明は照れたように、頭をかいている。

