違う。 馬鹿なのはあたし。 何も言わずただそこにいた湯川を 勝手に利用してたあたし。 『傍にいて』 なんて アイツの周りにいるウザイ女の子と同じ。 ああもう…… なに…?この感じ… なんであたし ショックを受けてるの………? もう いいや。 あたしは考えるのが嫌になって目を閉じた。 妙なモヤモヤを掻き消す様に 眠った。