[続編]脱いでください。

岬公園噴水前って・・・
初デートの待ち合わせ場所。
それに、心の中でずっと「行かなきゃ、行かなきゃ。」って思ってる。
けど・・・今この場には和が。

でも・・・私の行動は唯、一つ。

─────会いに行くっ・・・・!!

「か、和・・・。」

「行ってこいよ。」

トンっと私の背中を押した。

「え?」

意外な和の言動にビックリした。

「別れよう。この後、同情で付き合うのは俺は嫌だ。それに、薄々気づいてたんだよ俺・・・。」

「でもっ!!」

私の体をくるっと回して進行方向に体を向かせた。後ろには和が居る。

「行って来いって言ってんだよ!・・・明美好きだった。アイツんとこ行って来い。」

どんどん和の声が小さくなってくるのがわかった。泣いてるの?

「か・・・!」

私が後ろを振り向こうとすると。

「向くなよ。行って来い。頑張れよ・・・。」

「明美さん、行ってらっしゃい。」

「明美先輩、頑張って!」

「うん!」

皆に背中を押されて
一回も振り向かずに目的地へ向かった。

和、ごめん。

本当に・・・ごめんなさい。
ヒドイことばっか散々したと思う・・・
あたしっ・・・バカでごめんねっ・・・

あたし、皆に言われたとおり素直になる。
自分に素直に・・・

聖人に『明美』早くそう呼ばれたい。

笑顔が見たい。

「聖人っ・・・」

一生懸命走った。