次の日の教室は
少しおかしかった。

やっとなじんできたのに
避けられてる予感がした。

香もよそよそしかった。

「どうしたの。なんか変よ…」

「あ、ごめ〜ん〜
みっち一緒に行こう〜」


慌てて違う子のところに
駆けていく…

私何かしたかしら…

不安だった。
次の移動教室も
みんなが口裏合わせたように
先に移動していった。

言い様のない不安に 陥った。



去年の自分だった…


「亜恋〜遅れるぞ〜」愛斗が私を廊下で
待っていた。

昨日の 怪我もあって少し不自由だった…


「みんなに避けられてる?」
愛斗にきいてみた。

「気にするな。
噂なんて すぐ消える」

「噂って…
昨日のこと」


愛斗が慌てた。