【子供に読み聞かせたくない童話】かなしいピエロ

そして、ピエロくんのつなわたりデビューのひがやってきました。

「きょうのぼくは、いつもとちょっとちがいます。これから、つなわたりをします」

かいじょうはどよめきました。

ピエロくんはえがおのままでした。

「みていてください」

サーカスこやの“はし”から“はし”までかけられたロープに、ピエロくんがのりました。

ゆっくりと、あしをすすめていきます。

1m、2m、3m…。

「…っと!」

ついに、ピエロくんはロープをさいごまでわたりきりました。

かいじょうは、われんばかりのはくしゅにつつまれました。

「ありがとう!! ありがとう!!」

ピエロくんは、おおきくりょうてをふっておじぎをしました。