【子供に読み聞かせたくない童話】かなしいピエロ

どのくらいのじかんがたったのでしょうか。

もりはふくろうのこえだけがひびきます。

ひとりたたずむピエロくんは、あることにきづきました。

「そうだ、この“かお”がいけないんだ。ぼくはどんくさいピエロなんだから、わらわなきゃ」

ピエロくんはあわててじぶんのメイクばこをあけ、いつものしろい“かお”になりました。

「だめだ。こんな“かお”じゃ、かなしみがきえない」

すいめんに“かお”をうつし、ひっしにいろいろないろをぬりました。

「くそ… くそ…!くそ…!!」

けど、どのいろをぬってもかなしいままでした。