私は目を覚めたら、両親がいた。

「由紀子。大丈夫?

病院だよ。海に入った所を

先生が助けてくれたのよ。」

【先生が助けた・・・。】

「先生が大泉君と真弓ちゃんを

連れて帰ったわよ。感謝しなさい。」

【先生が助けた・・・・。】

その言葉がずっと繰り返される。

私は次の日退院する事になった。

安静が必要で家に帰っても

自分のベッドで寝ていた。