―…あの日から、もう5年。




一人で人通りの少ない道路を、私は花束を持って歩く。



今日はあなたの5回目の命日。



私、あなたが好きだと言ってた向日葵の花束、お花やさんで買ってきたの。




道路の一角、ここがあの日の場所…。


そこには先に来た人がいたのか、名前を知らないけどキレイな花の花束とお線香が供えられてた。