アメルの卵

瞬殺されたザゴンを引きずり逃げていく彼等の背が消えたのを確かめ、ルーガムは女性の方へと振り返る。

しかし、彼女の肩はビクリと震え、ルーガムと目を合わせようとしない。彼は座り込んでいる彼女へと、手を差し延べた。





だが、




―――――パシッ





「触らないで!……汚らわしいっ」


彼女はルーガムの手を振り払うと、怯えた目で彼を睨みつけると、ヒステリックにわめきちらす。