「ふう…」
私は大きな溜め息と共に、リビングのソファに転げ込んだ。
理由もよく分からないまま、元の身体に戻された小枝子…
その気持ちは、痛い程分かる。
でもそれは、逆恨みに過ぎない。
翌日の土曜日――
母は久し振りに、友人に会いに朝から出掛けている。
母の事も心配だ…
それよりも、小枝子は又私と入れ替わる事を考えているに違いない。
相手は双子の姉…
私は一体、どうすれば良いのだろう?
ソファーに寝転んで、私はずっと考えた。
夕方になり、外に車が停まる音がした。
母が帰宅した様だ。
その時、リビングのテーブルの上に置いていた携帯電話の画面が光った。
ま、まさか――
ソファーから飛び起きると、慌てて携帯電話の画面を覗き込んだ。
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