バシッ


「いたっ」

「お前…手出されたら握手くらいしろよ」


首をふりつづける私の頭を叩き、呆れた声をだすのは私のお兄ちゃんで、名前は優。

優しいって書くけど本当は真逆。

ぜんっぜん優しくなんかない。有り得ない。


「だからって叩かなくてもいいじゃん」

「そうそう。もしかしたら今やろうとしてたのかもよ?」


そうナイスフォローをしてくれたのは伊佐木さん以外のバンドの皆さん。

最初に話したのがナントカさんで、次に話したのがナントカナントカさん。

すみません

伊佐木さんのだけ真面目に聞いてましたυ




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